若い男性がなりやすい薄毛の原因として、男性型脱毛症のことが知られていますが、現在では専門的に改善が促せるAGA治療薬の販売が行われています。AGA治療に効果があることで知られているものにフィナステリドがあり、日本では2005年に認可を受けています。フィナステリドは前立腺肥大の治療薬として作られた医薬品でしたが、発毛効果があることが確認されたためにAGA治療薬としても使用されています。フィナステリドを配合している医薬品としてプロペシアが販売されていますが、医師の処方箋が必要となる薬となるために、薄毛治療の診療が受けられる医療機関を受診することで入手ができます。
プロペシアの服用を行うときに、守っておくべき大切な点がいくつかあります。プロペシアは成分の血中濃度を一定に保つ必要がありますので、同じ時間帯で飲み忘れをしないように服用することが大切です。有効成分であるフィナステリドは、お茶に含まれているカテキンによる作用で効果が弱くなることが考えられるので、服用の際には水や白湯によって飲む必要があります。発毛効果が得られるかどうかについては個人差がありますし、一定の割合で副作用を発症するリスクもあります。
全ての人に効果があるというわけではなく、男性型脱毛症に有効性のある医薬品となりますので、女性への服用は認められていません。特に妊娠中の女性が服用してしまったときには、胎児や幼児への影響が懸念されます。